農場主のWEB制作への思い(長いです)

1. きっかけ

私は農家として生活する傍ら、約8年前から自農場のホームページを運営し、通販や情報発信を続けてきました。そこから多くのお客様との出会いやリピート購入が生まれ、「WEBの力で農業が大きく広がる」ことを実感しました。

振り返れば2007年、まだ兼業農家だった頃。直売所に出荷しながら「インターネット通販で野菜や黒枝豆は売れないだろうか…」と興味を抱いていました。当時はガラケー全盛期。iPhoneが発売された時には「これ以上何が必要なのか?」と驚きつつも、インターネットが日常に深く入り込んでいく未来を感じたことを覚えています。

2. 学びと挑戦

当時は「農家をしながらホームページなんて無理だ」と思っていました。しかし興味を諦めきれず、周囲からの意見には耳も貸さず、ゼロからWEB制作の技術を習得。実際に自分の農場ページを立ち上げてみると、「同じように発信したい農家さんや小規模事業者さんのお役に立ちたい」と強く思うようになりました。

3. 信条(小さく作り、育てるWEB)

私は、「小さく作り、育てていくWEBサイト」を信条としています。大きな予算をかけなくても、伝えたい想いをしっかり届け、利用や購入につながる仕組みを整えること。それが依頼者だけでなく、依頼者のお客様のためにもなると考えています。

4. 活動の広がり

同じ志を持つエンジニア仲間とも連携し、チームとして企業の社内システムやアプリ開発、農業、医療現場、造船企業でのIoT・DX化の支援にも取り組んでいます。現場の課題を共に探り、改善策を重ねることで、クライアント様の「時間を生み出す」「売上を上げる」ことに貢献しています。

5. 農業分野での実践

農業分野においては、WEB発信にとどまりません。例えば「農産物の収穫量を定時に計量し、畑や時間ごとにデータを記録する仕組み」「歩留まりを見える化し、翌年以降の改善につなげるシステム」「請求書作成から配達ルート作成」など、今あるドローンや自動運転より細やかな、農家毎のサイズで実装できるシステムを、実際の当農場オフィスで夜な夜な開発を続けています。ICT,IOTを使った現場から生まれたシステムは、机上の理論ではなく、農家が本当に使える改善ツールとなり得ます。

6. ミッション(まとめ)

「伝えたい想いを、必要な人に、きちんと届ける」
「お困りごとを解決し、可処分時間を作り出す」

そのお手伝いをすることが、私のWEB制作・システム開発に対する使命です。